皆さんは、テレワークでお仕事をされていますか?
自宅やコワーキングスペースなど、働く場所を選べるようになって自由になった反面、
「テレワークってなんだか集中できない…」と悩む方も多いのではないでしょうか?
自宅での勤務なら通勤も不要で、仕事や家のことに回せる時間が増える一方、その時間の使い方には注意が必要です。
今回は「テレワークは続けたいけど、もっと集中できる環境にしたい!」とお悩みの方のために、さかなが実践するテレワークで集中力を高める方法5選をご紹介します。
プライベートと仕事の時間をしっかりと切り替えて、生産性の高い仕事を目指していきましょう。
- 仕事は溜まっているのに、なかなかやる気スイッチが入らない人
- つい休憩の時間が長くなってしまう人
- テレワークだと生産性が落ちてしまうと感じる人
テレワークの悩み
テレワークでの仕事に集中できないと感じている人はあなただけではありません。
下のグラフはNTTデータ経営研究所が公開している2020年のテレワークの課題を調査した結果です。
テレワーク中の悩みとして、「自分で自分の時間管理をすること」・「仕事とプライベートの区別がつかないこと」・「運動不足になること」があげられています。
特に時間管理の面については42.8%もの人が同じ悩みを持っています。
仕事とプライベートの時間配分や、ON/OFFの切り替えについて多くの人が問題を抱えていることがわかります。
そこで今回は以下の3点にアプローチした対策をご紹介していきたいと思います。
- 仕事とプライベートの時間をしっかりと分ける
- 自分で仕事のやる気スイッチをON/OFFにする
- 運動不足を解消する
テレワーク中でも集中して仕事をする対策
今回ご紹介する対策は以下の3つです。
明日からでも対応できるものもありますので是非取り入れてみてください。
机の上、周りを片付ける
「仕事/勉強を始めようとしたら、机の上のものが気になって、いつの間にか片付けだけでおわってしまう」
そんな経験はありませんか?
自分に集中力がないから、仕事/勉強への意志が弱いからだ、とつい自分を責めてしまいがちですが、実はそれ脳のメカニズムによるものかもしれません。
人間が視覚情報を処理する仕組みの一つとして「注意」があります。
この注意というメカニズムの中に「ボトムアップ型注意」というものが存在します。1
これはどういうものかというと、複数の図形の中に周囲と異なる図形を見つけたとき、その図形に対して受動的に引き付けられる性質のことを言います。
例えば、下の絵を見てください。
左上にある黄色のL字型の図形に目がいきませんでしたか?
このように仕事を始めようと思ったとき、机の上に仕事関係の書類が並ぶ横で、スマホの通知画面や払い忘れた水道料金の請求書などが目に入ると、どうしてもそちらに意識がとられてしまうのです。
そして、再度仕事に集中するために仕事とは関係ないものを排除し、情報の秩序を保とうとすると、その整理作業にばかり忙殺されてしまいます。
これを防ぐためにはまず仕事や勉強に取り掛かる前に、それらと関係ないものが視界に入らないように整理する必要があります。
片付けるのに時間がかかる場合は、ひとまず視界に入るエリアに何も置かないようにするか、仕事に必要なものだけを持ってカフェなど外で作業をするのも有効です。
ブラウザも整理しよう
パソコンなどを使ってWebブラウザ上で作業をする場合、無駄にタブを開かないようにするのも一つの手です。
ネット検索を行っている最中、ついついタブを開いたまま別のページに移動してしまうことがあります。
しかし、不要なタブを開いたままになっていると、ふとした瞬間にこれは何だったかと再度注意を引き付けてしまったり、重要なタブと見分けがつかなくなってしまう恐れがあります。
ですので、Webブラウザを釣った作業であれば、必要なタブだけが視界に入るよう不要なタブを消すか、もしくはタブをグループ分けすることをおすすめします。
例えば、Chromeを使っている場合は以下のような方法でタブをグループごとに分けることができます。
①タブを右クリックし、「タブを新しいグループに追加」を選択する。
②グループに名前を付けて、「グループを新しいウィンドウに移動」を選択する。
これで、必要なタブを新しいウィンドウとして分けることができました。
ぜひツールをうまく使って、自身の視界に入る情報を整理してみてください。
仕事の前の軽い運動を行う
テレワークになると、日中はほぼ座りっぱなしで運動をほとんどしなくなったという声をよく聞きます。
そんな方にお勧めしたいのが、仕事前の軽い運動です!
え、集中力と何の関係が?と思われるかもしれませんが、ちょっと聞いてください。
「運動脳」という本の著者であるアンデシュ・ハンセンさんによれば、人間は、ストレスがかかるとコルチゾールというストレスホルモンが分泌されるそうです。
運動した場合、肉体的なストレスとしてこのコルチゾールが分泌されるわけですが、運動が終了すればこのコルチゾールは運動前までのレベルに戻っていきます。
運動を繰り返し習慣づけると、そのうちコルチゾールの分泌量は少なくなり、運動以外でのストレスでも分泌量は少なくなっていくのです。
つまり、運動することによってストレスに強くなるということなんです。
また運動の効果はそれだけではありません。
朝から運動を行うことによって代謝を高め、その後一日の基礎代謝量を上げることができるため、ダイエット効果もあります。加えて、集中力や記憶力にも良い影響があるといわれています。
では、どんな運動をすればいいのでしょうか?
どんな運動をすればいい?
オススメは30分程度の軽いウォーキングです。
さかなの場合、コーヒーを片手に家の周囲を散歩する程度で収めていました。
普段の生活では通らないような道を選ぶと、知らないお店や景色を発見することができ、長く続くきっかけになったりするものです。
あまり激しい運動はしたくない、家の中でできるようなものがいいという方には、以下がおすすめです。
- YouTubeなどのながらストレッチ
- 体操
- ヨガ
よりダイエット効果を狙いたい方にはジムでの筋トレやランニングもお勧めですが、朝から激しい運動を行う場合、体の中の栄養が足りず、うまくパフォーマンスが出せなかったり、日中疲れで眠気に襲われる可能性がありますので注意してくださいね。
作業中のBGMをかける
さらに集中力を高めたいという方には、BGMをかけるということもおすすめです。
ただし注意点として、ゲーム実況やPVなどの趣味の映像コンテンツは避けたほうがいいです。
聞き流しで始めてもつい映像のほうが気にかかってじっくり見入ってしまったり、歌詞などに気をとられて逆に集中力が乱れてしまう原因になります。
歌詞のないヒーリングミュージックや洋楽などが私にはぴったりでした。
また毎回の作業で同じ曲をかけるということも重要です。
ラジオ体操の曲を聴くと、目が覚める、つい体が動いてしまうなどの経験はありませんか?
長年の習慣でメロディーと体操のイメージが固定されているため、自然と体が体操の準備を始めてしまうのです。
つまり、作業の導入時に毎回同じ音楽をかけることで、自然と体を仕事モードにさせることができるということです。
対策まとめ
さて、いかがだったでしょうか。
脳の働きやメカニズムを理解して、うまくツールや音楽を使うことによって、作業への集中力をできるだけ保つことができます。
テレワークになってから生産性が落ちてしまったということにならないように、皆さんもぜひ実践してみてください。
まとめ
- 仕事に取り掛かる前に机の上、周りを片付ける。
- 仕事の前に軽い運動を行う。
- 毎回の作業中に同じBGMをかける。
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